2017年02月01日

【スタッフブログ】 身近なこと

みなさん、こんにちは。

先日、ご縁があって「児童虐待の現場からの報告」という講演を聞きに行ってきました。

アグレミーナ浜松の選手の中には個人の活動として児童養護施設にお伺いしている者もおり、なにかヒントがあれば、と思っての聴講でした。


いろいろと感じていた疑問が晴れるお話が聞けました。



ほんの些細なことで怒り出してしまった子を見た時に、
「やっぱりキレやすい子」が多いのかなと、なんとなく一括りにして見ていましたが、

虐待を受けた子供達は、コップの中に「怒りや悲しみ」がいっぱいになって今にも溢れそうになっていて、それは表面張力状態で、ほんの少しの刺激でバシャっと溢れ出てしまう状態だ。

と聞いた時に、

背景には、わかっているようでわからない、当事者でも言葉で言い表せない感情があるのだと実感しました。


虐待の人間関係の再現、負の連鎖、行動と感情の噴出。

カナリアのように泣き続け、

一見人懐っこい様子を見せても、浅い関係に終始する子供達。



なにができるか?と考えることもありますが、

答えは全くでませんが、

それよりも、

これから大きくなったときに周囲の人と繋がりを作りながら生きていく、

そのトレーニングとして、

選手との交流をしてもらえたらと思いました。



『努力すれば報われる。』


なんてことばかりではありません。

努力しても頑張っても報われないことのほうが多いです。

でも諦めてはいけない。

諦めたら次の実りは絶対にやってこない。


そういうことは、選手だからこそ伝えられるものかもしれません。



現在、はっきりと虐待と判明している相談件数だけで年間10万件を突破し、同じく虐待が死因と判明しているものだけで5日に1人の子供が亡くなっているそうです。

誰の目にもさらされていない虐待もあることを考えると、もっともっとあるそうです。

身近な事件です。



虐待は心の死だと読んだことがあります。

勉強できる環境が整い、

必要な情報や、仕事や収入が得られて、

もし誰も心を支える人がいない境遇にある子であっても、

周りと信頼を繋いで生きて、

負の連鎖といわれるものが断ち切られる社会でありたいですね。


今日も全くフットサルネタではなくて、すみませんm(__)m




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Posted by アグレミーナ at 14:18 │つながる、支える